2018年05月10日
軍用地で評価を下げる

一昨日の続きです
相続の基礎控除は無視します
分かりやすくするため
価格は高めに試算します
仮に、固定資産評価額5000万
公用地倍率3.3の軍用地を
1億5千万で買ったとします
この状況で
相続が発生した場合
現預金の評価は1億5千万ですが
軍用地の評価は
相場や路線価方式でなく
公用地倍率方式といって
固定資産評価額に
施設ごとに決められた倍率と
借地権割合を乗じます
借地権割合は
期間の定めのない借地権として
(1-40%)で
4割減で6割の評価ということになります
上記の例でいうと
5000万×3.3倍×(1-40%)=9,900万
1億5千万−9,900万=5,1000万
評価を5,100万減らすことができるのです
資金があるなら
軍用地は
手軽、確実に収益を得られ
土地の分割、贈与、換金性に優れ
手間がかからないことを考えると
相続対策=分割
相続税対策=節税効果
軍用地は勧めです。
7年前の空自那覇基地の倍率は2.3倍
現在は3.3倍に上がっていますので
民間の取引価格に連動し
固定資産評価額、路線価
そして公用地倍率も
上昇しているのが分かります。
Posted by mori-1 at 19:20│Comments(0)
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