2018年01月24日
境界線は感情戦
このタイトルで
何回かブログを書いています
それほど土地の境界で
ネタがあるという事です
今回の話は
隣が親戚だということもあり
40年以上も
放置してきた思いやりが
仇となって帰ってきたというお話。
その当時の隣の主は他界し
その子が相続で所有者となっていますが
その当時の思いやりや
状況は相続されず
既成の事実として
塀が存在しているのみ
要するに、
当時、隣が家を増築することになり
2階へ上る外階段をつけると
通路が狭くなったので
そえなら、次に建て替えるまで
塀をずらし余裕をもたせようとの
親切心で申し出たようなのです
当然に口約束で文書などありません
20年以上経過しているので
やろうと思えば取得時効も主張できます
公図も現況で残っているので
提供した側は不利です
専門家によると
仮に裁判になったとしても
よほどの物証がないと厳しいだろうとの事
5~6坪ほどの面積なのですが
提供した側も争いは望んでいません
現況を認める形で幕を閉じることになります
やはり
兄弟同士や親せきでも
曖昧なままの権利関係はいけません
子や孫だけじゃなく
その配偶者が当事者の場合もある
代が変わると当時の状況が分からず
言い伝えだけだと
歪曲が生じ
トラブルになり
他では縁切りなんてことも起きています
隣同士で最悪のパターンです
境界争いは
身内でも起こるというお話でした。。